常に相手の気持ちに立って寄り添う気持ちを大切に―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.介護の仕事にはずっと長く携わっております。こちらの施設を知ったのは偶然見つけた求人情報からでした。当時はいくつか他の施設さんも見学に行かせていただいたり検討していた最中ではありましたが、実際にこちらの施設を見学させていただいた際に、スタッフ同士のとても温かな雰囲気が伝わってきてぜひ私もここで一緒に働きたいと思い選びました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.相談員の仕事内容としては、入退所関係の手続きについてのご説明や利用者さんからのさまざまなご意見やご相談をお受けする窓口的な役割が主です。特に私は本入所を希望される方々の担当をしています。日常的な身の回りの生活に則したご質問やお困り事をはじめ、個別性の高いご相談にも応じるため分野問わず幅広い知識が必要となります。多彩なサービスについてや関連する各部署のスタッフたちと利用者さんをつなぐ中心部に位置する立場にもなります。ネットワークの広さとともにその連携の強さや迅速さが重要な鍵を握っています。
そんな中で私がいつも大切にしていることは、「相手の立場に立って深くお気持ちを考えること」です。利用者さん側にもいろんなご事情を抱えられている方が大勢がいらっしゃいます。とてもマニュアル化できるような仕事ではありませんので、個々のご事情や生活背景を良く理解した上できめ細やかな対応が求められます。例えば、苦情をいただいた際には解決のためにいろんなスタッフと話しあって連携しなければなりませんし、こちらから側からも積極的に改善のアイデアを働きかける努力が必要です。まさに現場にいる介護スタッフたちとも随時意見を交わしながら、より良い着地点を一緒に模索します。逆にスタッフ側から相談をお受けすることもあります。全体を俯瞰しながら解決のためのより良い方向性を見つけ出すためにも、常に相手の立場に立って気持ちに寄り添うことを意識するようにしています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.人に信頼される存在であることはとても大きなやりがいです。利用者さんご本人にとってもご家族にとっても「お困り事がある」というその一番最初の窓口にもなる場所ですので、対応次第ではその後の関係性なども大きく関わってしまう問題となります。丁寧に一人一人のお気持ちに則してお答えすることを日々意識していますが、そういった思いが相手に伝わって私のことを頼りにしてくださる方がいるということはとても励みになりますし、大きな手ごたえを感じられます。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.ベースには以前の介護職時代の経験がとても活かされているように思います。さらにこちらに来てからはいろんな角度から物を同時に見る視点が養われたように思います。いろんなご事情の方がいて、いろんな家族の形があるということもあらためて深く考えるようにもなりましたね。ひとつの考え方にとらわれない柔軟な発想力や多様な考え方が以前の自分と比べると自然とできるようになったと思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.ご利用者さんとご家族、それぞれの方にそれまでの生きてこられてきた道のりがあり背景があります。それは本当に文字通りの千差万別です。それぞれの方が思うケアのあり方がありますし考え方があります。よりきめ細やかにご満足いただけるケアをご提供するためには、新しいアイデアや意見が得られる環境作りや外に積極的に飛び出して行って学びを得る活動も今後さらに必要になってくると思います。今でも他施設の担当者とお話する機会や月に一度の会議の場などを通じて情報交換の場を大切にしていますが、もっと立体的に利用者さんをサポートできるような体制作りができるといいなと思います。さまざまな資格などについてもゆくゆくは挑戦していきたいと考えています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.相談員については男性1名・女性1名の計2名体制です。お互いキャリアも長く阿吽の呼吸で働いていますね。関連する他部署のスタッフたちもみなさんお優しい方々ばかりですのでとても働きやすいです。9時から18時までが勤務時間で、時期によっては忙しい日もありますが基本的には定時で無理なく帰ることができています。シフト制でお休みの希望にも柔軟に対応していますし、外部の研修など行きたいものがあれば自由に参加することができます。スタッフ同士のコミュニケーションは普段から活発に行われているので安心して働くことができます。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.人と話すのが好きな方はとても向いている仕事だと思います。やはり人と人とが交わる現場ですので人間性という部分がとても重要となる現場ではありますが、今目の前にいらっしゃる方とまっすぐに向きあおうと努力できる方であれば誰でも取り組める仕事だと思います。専門的な知識などももちろん必要となる現場です。常に前向きに、自分なりに勉強することを楽しめる方はとても向いている仕事ではないでしょうか。悠遊会では一年間に3回ほどの勉強会が開かれており、他業種の方々も交えて広くいろんな知識を学べる場が用意されています。勉強会では実践的な知識が得られますので目の前にある仕事に、自信を持って活かすことができます。私自身、最初は何も詳しい知識を持たずにこの仕事に飛び込みました。介護の仕事が初めてという方や経験の浅い方でもここは十分活躍できる場所ですよ!ぜひご興味のある方はお問い合わせいただければと思います。

総務課 事務職 勤務16年目:Hさん

ひとつひとつ確かな手ごたえを感じられる仕事

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.以前はまったく違う職種に就いていました。介護に携わる仕事というのも私にとっては初めての経験でしたが、義母がヘルパーをしていた環境もあってとても身近に感じていました。悠遊会を選んだ理由としては、まず自宅から通いやすい距離にあったことに加え、経営者のみなさんの人柄がとても温かくてアットホームな職場だと感じたことでした。働きやすさにもこだわられていて、スタッフのみなさんがとても生き生きとした表情で働かれる姿が印象的でした。ここでなら長く働けそうだと思い入職しました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.こちらは総務課ですので、ご利用者さんに直接的に関係する事務作業からスタッフ側の勤怠管理まで幅広い業務を担当しています。例えば今はショートステイをご利用いただいた方々への請求管理や文書作成、ご家族へのご説明書の作成などといった作業を中心に行っています。ご希望されるサービスを円滑にお受けいただくために日々私たちが陰ながらお支えしています。同じ事務所内にケアマネージャーさんや相談員さん、各種スタッフがいますので、コミュニケーションも活発に何か不明点等があればすぐに相談しやすい距離感です。
その一方でミスが許されない現場でもあります。特に請求業務や金銭に関わるものは絶対に間違いがあってはなりません。緊張感はありますし、自分としても集中力高く取り組むように心がけています。当然のことながらミスはご利用者さんやご家族の方々に対して不信感を生むことに繋がります。ひとつのほころびはいずれ施設全体に対しての信用問題にも関わることになりますから、自分たちの一挙手一投足には大きな責任を感じています。当たり前のことが当たり前のこととして滞りなく進んでこそ認められる仕事でもあります。ピリっと身が引き締まるような思いをする場面も日々ありますね。担当分野によっては一日に処理しなければならない件数も多かったり、法改正など複雑な事柄に対してはみんなで相談したり自らも勉強する機会を大切にするように心がけています。わからないことがあれば先輩に積極的に質問していますし、その場で解決することを意識するようにしています。知識がそのまま仕事に活かされる現場でもありますので、日々の積み重ねがとても大切な仕事です。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.スムーズに物事がうまく回っているときには大きな充実感がありますし強いやりがいを感じます。ご利用者さんが安心して生活なさっているご様子をふと垣間見るときなどにも素直に嬉しく思います。デスクワークが中心となる仕事ですので傍からみれば単調な仕事に見えるかもしれません。しかし確かな達成感をひとつひとつ感じられる仕事でもあります。スタッフ一人一人が得意分野を持って活躍している現場です。キャリアを積んだベテランスタッフが多いので、専門的な知識もいろいろとご教授いただけて自分自身のスキルとしても着実に積み上がっていく実感が得られています。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.こちらに来る以前の職場では、朝から晩までとにかく時間に追われるような忙しさがありました。今のように心の余裕を持ちながらじっくり仕事と向きあうこともできませんでしたし、気持ちが落ち着かない分、どうしてもミスが多く出がちでした。しかし悠遊会さんに来てからは自分の業務に対してじっくりと腰を据えて向きあえている実感があります。書類を通してではありますが、一人一人の利用者さんと対話するように業務をこなせている感じがありますし、地に足をつけて自分のペースでしっかりと対応できている実感があります。それは私だけでなく、こちらに勤めていらっしゃるすべてのみなさんが同じように感じられていることなのではないでしょうか。自分らしいペースで働けることで充実感だけでなく自分に対しても自信を持てるようになりましたね。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.医療に関わる事務はルールや制度も特殊で複雑です。こちらに来てから一から学ばせていただいたことばかりでしたが、今のペースを崩さずにこれからも正確に仕事をこなしていけたらいいなと思います。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.事務職は私を含めて4名。職場の雰囲気はとても温かくて何でも相談しやすい関係です。ベテラン揃いのメンバーで和気あいあいと楽しく仕事ができています。勤務体制はシフト制で、希望通りにお休みもいただけているので大変働きやすい環境です。小さなお子さんがいらっしゃるスタッフもいますので、みんなでカバーしあってお互いが今できることを見つけようと自然と動き出せるチームワークがあります。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.「人のために何かしてあげたい」と自然と思える方はとても向いている仕事だと思います。確実性も求められる現場でもありますから、人や物事について落ち着いて丁寧に考えることができること、人の意見にしっかりと耳を傾けられることはとても重要な要素だと思います。相手の気持ちを考えながら行動できる方とぜひ一緒に働きたいですね。こちらにはわからないことがあればなんでも相談できる心強い仲間がたくさんいます。みんなが解決のために自然と動き出そうとできるチームワークがありますので安心して働くことができます。出産や育児などを経てもまたこちらに復帰されてくる方も多くいらっしゃるほど、ここはとても温かく理解のある職場です。私自身もまったくの初心者でこの介護の世界に飛び込みました。それでも今毎日をとても楽しく自分のペースで過ごすことができていて心地良さを感じています。専門的な知識などは経験とともに自然と身に着くものですから、まずはご興味を持っていただける方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。復職の場を探されている方にもおすすめです!ぜひ私たちと一緒に働きませんか?

生活相談員 勤務10年目:Mさん

常に相手の気持ちに立って寄り添う気持ちを大切に―

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.介護の仕事にはずっと長く携わっております。こちらの施設を知ったのは偶然見つけた求人情報からでした。当時はいくつか他の施設さんも見学に行かせていただいたり検討していた最中ではありましたが、実際にこちらの施設を見学させていただいた際に、スタッフ同士のとても温かな雰囲気が伝わってきてぜひ私もここで一緒に働きたいと思い選びました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.相談員の仕事内容としては、入退所関係の手続きについてのご説明や利用者さんからのさまざまなご意見やご相談をお受けする窓口的な役割が主です。特に私は本入所を希望される方々の担当をしています。日常的な身の回りの生活に則したご質問やお困り事をはじめ、個別性の高いご相談にも応じるため分野問わず幅広い知識が必要となります。多彩なサービスについてや関連する各部署のスタッフたちと利用者さんをつなぐ中心部に位置する立場にもなります。ネットワークの広さとともにその連携の強さや迅速さが重要な鍵を握っています。
そんな中で私がいつも大切にしていることは、「相手の立場に立って深くお気持ちを考えること」です。利用者さん側にもいろんなご事情を抱えられている方が大勢がいらっしゃいます。とてもマニュアル化できるような仕事ではありませんので、個々のご事情や生活背景を良く理解した上できめ細やかな対応が求められます。例えば、苦情をいただいた際には解決のためにいろんなスタッフと話しあって連携しなければなりませんし、こちらから側からも積極的に改善のアイデアを働きかける努力が必要です。まさに現場にいる介護スタッフたちとも随時意見を交わしながら、より良い着地点を一緒に模索します。逆にスタッフ側から相談をお受けすることもあります。全体を俯瞰しながら解決のためのより良い方向性を見つけ出すためにも、常に相手の立場に立って気持ちに寄り添うことを意識するようにしています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.人に信頼される存在であることはとても大きなやりがいです。利用者さんご本人にとってもご家族にとっても「お困り事がある」というその一番最初の窓口にもなる場所ですので、対応次第ではその後の関係性なども大きく関わってしまう問題となります。丁寧に一人一人のお気持ちに則してお答えすることを日々意識していますが、そういった思いが相手に伝わって私のことを頼りにしてくださる方がいるということはとても励みになりますし、大きな手ごたえを感じられます。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.ベースには以前の介護職時代の経験がとても活かされているように思います。さらにこちらに来てからはいろんな角度から物を同時に見る視点が養われたように思います。いろんなご事情の方がいて、いろんな家族の形があるということもあらためて深く考えるようにもなりましたね。ひとつの考え方にとらわれない柔軟な発想力や多様な考え方が以前の自分と比べると自然とできるようになったと思います。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.ご利用者さんとご家族、それぞれの方にそれまでの生きてこられてきた道のりがあり背景があります。それは本当に文字通りの千差万別です。それぞれの方が思うケアのあり方がありますし考え方があります。よりきめ細やかにご満足いただけるケアをご提供するためには、新しいアイデアや意見が得られる環境作りや外に積極的に飛び出して行って学びを得る活動も今後さらに必要になってくると思います。今でも他施設の担当者とお話する機会や月に一度の会議の場などを通じて情報交換の場を大切にしていますが、もっと立体的に利用者さんをサポートできるような体制作りができるといいなと思います。さまざまな資格などについてもゆくゆくは挑戦していきたいと考えています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.相談員については男性1名・女性1名の計2名体制です。お互いキャリアも長く阿吽の呼吸で働いていますね。関連する他部署のスタッフたちもみなさんお優しい方々ばかりですのでとても働きやすいです。9時から18時までが勤務時間で、時期によっては忙しい日もありますが基本的には定時で無理なく帰ることができています。シフト制でお休みの希望にも柔軟に対応していますし、外部の研修など行きたいものがあれば自由に参加することができます。スタッフ同士のコミュニケーションは普段から活発に行われているので安心して働くことができます。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.人と話すのが好きな方はとても向いている仕事だと思います。やはり人と人とが交わる現場ですので人間性という部分がとても重要となる現場ではありますが、今目の前にいらっしゃる方とまっすぐに向きあおうと努力できる方であれば誰でも取り組める仕事だと思います。専門的な知識などももちろん必要となる現場です。常に前向きに、自分なりに勉強することを楽しめる方はとても向いている仕事ではないでしょうか。悠遊会では一年間に3回ほどの勉強会が開かれており、他業種の方々も交えて広くいろんな知識を学べる場が用意されています。勉強会では実践的な知識が得られますので目の前にある仕事に、自信を持って活かすことができます。私自身、最初は何も詳しい知識を持たずにこの仕事に飛び込みました。介護の仕事が初めてという方や経験の浅い方でもここは十分活躍できる場所ですよ!ぜひご興味のある方はお問い合わせいただければと思います。

デイサービス 生活相談員 

前向きな試行錯誤を存分に楽しめる成長を体感できる職場です!

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.出産を機に一度退職させていただきましたが、6年ほどのブランクを経て再度こちらに入職いたしました。最初のきっかけは知人の紹介でした。ちょうどこちらの施設の立ち上げ期ということで、私自身も長くデイサービスの仕事に携わってきた経験があったため、新天地でぜひ自分の力を試してみたいという思いがありました。こちらの理事長や施設長はみなさんお優しい方ばかりで、何でも親身になってお話を聞いてくださる方たちばかりでした。自分がやりたいと思うことやデイサービスに対する考え方など、現場の声を最優先に考えてくださる姿勢がとても印象的で、加えて何でも気兼ねなく相談できるフラットな関係性があることはとても魅力的でした。当時の私には、今までいろんな制約があって実現が叶わなかったこと、大切に温めてきたアイデアがたくさんありました。もちろん、施設のルールや利用者さんの安全は第一に守られるべきものです。看取りも含めた長期のケアをご希望される利用者さんもいらっしゃいますから、リスクが高いことはできません。そんな中でも現場にいるスタッフたちの思いや利用者さんの声に最大限耳を傾けてくださることは本当にありがたいことです。「できない」と最初から決めつけず、「どうしたらできるか」という前向きな発想でいつも私たちを応援してくださる温かさがここにはあります。それはスタッフたちとの強い信頼関係があるからこそできること―そういったチームとしての温かさに惹かれてこちらを選びました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.私たち相談員の仕事は、ご利用者さんとそのご家族のご要望をしっかりとお聞きして、担当のケアマネージャーさんとの間に立つなど細かな調整役となるものです。独居の方やグループホームにお住いの方など、ご利用者さん側にもお一人お一人に生活の背景があり、抱えられているご事情があります。例えば日々のデイサービスの活動の中で、怪我や認知症の進行に伴う異常の発見など気づいた場合にはすぐに報告や関連各所へのサポートをお願いする必要があります。ちょっとした会話の中で現場のスタッフが異変を察知することはよくあります。実際にさまざまなサービスやサポートが必要という判断になるならば、分野問わず幅広い知識が求められる立場でもあります。複数のご利用者さんの情報を同時に処理しなければならない際には自分だけで対応できることは限られてしまいますので、他のスタッフたちとも密に連携を図りながら双方向で情報を集めるなどスピード感を持って対応することを意識しています。この仕事において一番大切なことはひとえにコミュニケーションです。それはご利用者さんに対してだけでなくスタッフ同士も同じです。チームワークが乱れると情報共有ルートも途切れてしまいます。スタッフ側の信頼関係や人間関係などもそこに如実に表れてしまうことになりますので、お互いに理解しあって協力体制を厚く持てるようにみんなが努力しています。
長くお通いになられている利用者さんもこちらには多いです。年を重ねるほどに次第に手先が器用に使えなくなってしまったり、徐々に歩行が困難になって自信を大きく失われてしまう方もあります。そういった心身の変化もスタッフが先回りして気づけるように、その方のお気持ちを最大限引き上げる工夫や成功体験を増やす活動を意識しています。ご利用者さんがいつまでもお元気でいらっしゃることはご家族の方にとっても大きな安心です。何でもこちら側から率先して手を出してしまわないようにすることも、また忘れてはならない大事な視点です。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.利用者さんに「ここにまた来たい」と笑顔でおっしゃっていただけることが何より嬉しいことですね。「あなたに会いに来たわ!」と声を掛けてくださる利用者さんもいらっしゃいます。利用者さん側も細かな部分を鋭く見ていらっしゃいますから、スタッフの何気ない言動を褒めてくださるときや「こんなことをしてみたい」などと前向きなご提案をいただくときもあります。そんな風におっしゃっていただけることも私たちを信頼して心を開いてくださっているからこそだと思います。こちらこそご利用者さんには毎日元気をいただいています!

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.繰り返しになりますが、やれることをやれるだけチャレンジさせてくださる良い風土がここにはあります。その分、成功もあれば失敗も数多く経験させていただきました。それでも新しいことを見つけ出す楽しさのほうが勝ってまた新たな原動力となります。そんな試行錯誤する時間を優しく見守ってくださる懐の広い施設であることは本当にありがたいことですよね。スタッフみんなで成長を共有できている実感がありますし、多少の困難にぶつかってもどうすれば解決できるか自然と前向きに考えられる自分にもなりました。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.デイサービスの領域を超えてしまうことかもしれませんが、ご本人やご家族が望むのであればギリギリまで通っていただける環境を整えることができればいいなと考えています。自分自身もそれに対応できるだけの知識を高める活動が必要ですし、横のつながりまで広く考える必要があります。「デイサービスのできる範囲はここまで」という常識や壁を作りたくはないですね。スタッフ同士でもそういった話をする機会はよくあります。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.こちらの施設は正規職員3名、パートさん3名、ドライバーさんが1~2名という構成です。少数がゆえにお互いがお互いのことをしっかり理解しあえているアットホームさがあります。前向きにできることをみんなが懸命に探して努力している現場です。だからこそ強い絆がスタッフ間にはあります。上司の方々はいつも「自分の家族のことも大切にしてね」と気遣ってくださいますし、ワークバランスもとても大切に考えてくださっています。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.高齢者の方々とお話しすることが好きな方、自分より目上の方を常に敬う気持ちを忘れずに接することができる方はとても向いている仕事だと思います。もし自分の親や親戚だったらと想像して、思いやりを持って働くことはこの仕事においてとても重要な視点です。介護の現場は “仕事だから”と割り切ってできることばかりではありません。自分の感じる素直な思いをひとつひとつ丁寧に形にすることにやりがいを感じられる方とぜひ一緒に働けたらいいですね。人生の先輩にもあたるような方々と接すると自分の人生観や考え方にも良い刺激をたくさんいただけます。子育て中の方も無理なく働ける職場ですので、興味をお持ちの方は一度見学にいらしていただけたらと思います。

特養 介護職員 勤務3年目:山口さん

生きる力を引き出す瞬間に日々出会う場所

Q.こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

A.悠遊会さんには以前、短期の派遣でお世話になったことがありました。職員さんたちの何でもオープンに話しあう姿を目の当たりにして、とても活気がある働きやすい場所だと感じました。その後、他の施設などでも勤務を重ねましたが、やはりこちらほど人間関係が素晴らしい居心地の良い職場には出会えませんでしたね。私は助手や事務業など長く医療関係の仕事に携わってきましたが、とりわけ介護の仕事はこれからの時代もっと必要とされるべきものだと感じましたし、自分自身の生活の中でも無理なく続けられる仕事だ思いました。ぜひもう一度、こちらで働きながら介護福祉士の資格を取得したいと思い入職いたしました。

Q.現在のお仕事内容や大切に考えられていることなどを教えてください。

A.利用者さんの日常的な生活の中でのお手伝いが私たちの主な仕事です。着替えや食事、排せつの介助、入浴介助や安全な誘導をはじめ、日々の生活の中におけるちょっとしたお手伝いをさせていただいています。その他にもお部屋の清掃やお誕生日会などの行事やイベントのサポートなど業務内容は多岐にわたります。人との距離感がとても近い仕事ですので、まるで家族に接するような柔らさと楽しさがあります。私は認知棟を担当しています。特に安全面については細心の注意を払うことを心がけています。業務が重なってつい焦ったり慌ててしまうことはよくあります。それでも目の前の利用者さんの安全を第一に、落ち着いてケアを行うことは決して忘れてはならないことです。中には症状が重く、意思疎通が難しい方もいらっしゃいますので、根気強くご安心いただくための声掛けも必要です。急な体調不良やちょっとした異変にも現場にいるスタッフがどれだけ気づけるかがとても重要となりますし、不安を感じることがあれば医務課のスタッフに迅速に連携を取らねばなりません。夜勤ともなるとオンコール担当に連絡して私たちの方でもできる限りの適切な対応を取る必要があります。他職種の方々と普段からも密に連携を図りながら、困ったことがあればすぐに相談しあえる関係性を築くこともここではみなさんがとても意識されていらっしゃいます。一人だと判断に迷うことや心細いこともありますが、必ず誰かが助けてくださるという強い信頼関係があります。安心して仕事に取り組める心強い仲間たちに囲まれていますね。利用者さんの思いに深く寄り添いながら、チームとしてお支えしていることを実感しています。

Q.この仕事を通じてやりがいや充実感を感じる瞬間はどんなときですか?

A.やはり利用者さんの自然な笑顔が見える瞬間ですね。その方の生きてこられた道のりやこだわりがふと垣間見えるときなどにも嬉しく思います。例えば、歌うことが何より大好きだったような方が認知症が進行したことでだんだん歌えなくなってしまわれることがあります。それでも瞬間的にふと歌を思い返されて口ずさまれるときや、言葉にならなくても自然とリズムを刻まれているご様子などを見かける際にはその方の強い思いが伝わってきて胸がジーンと熱くなります。本来のその方らしさが取り戻される瞬間とも言うのか、楽しかった気持ちを思い出すきっかけ作りができたようなときには心から嬉しく思います。この仕事はその方の持つ本来の生きるエネルギーを引き出す瞬間に日々出会う仕事です。そのたびに強いやりがいを感じられていますし充実感があります。

Q.この仕事を通じて感じるご自身の成長とは?

A.認知症を患われている方のケアは初めての経験でしたし、以前の私は介護という仕事をどこか「こうあるべき」といった固定概念を持って見ていたように思います。当たり前のことがだんだんできなくなってくるという現実は、想像以上に辛く悔しいことだということをこちらに来てあらためて考えさせられましたし、仕事面においても最初の頃は目の前の仕事に追われるばかりで利用者さんへ挨拶程度のコミュニケーションすらままならないことがよくありました。そんな未熟な日々を経て、今ようやく落ち着いて一歩引いて自分のことを見られるようになったように思います。答えは決してひとつだけではないということを利用者さんとの関わりの中で気づかされましたし、いろんなやり方やアプローチの重要性も知りました。正解のない世界にありながらも、そのとき、その人にとっての正解は何かを常に考え続けることの難しさと楽しさをここに来てあらためて学ばせていただきましたね。

Q.これからの目標や達成してみたいことはありますか?

A.目下の目標としては介護福祉士の資格を取得することです。来年には挑戦するつもりでいますが、もっとその先のケアマネージャー資格などにもいずれはステップアップできればいいなと考えています。技術的な向上も日々の業務の中で意識するようにしていますし、まだまだ自分のできる範囲は限られていますが例えば拘縮がある方などに対してはひどくなってしまわれないうちにできることはないかなど、もっと幅広い知識やお役に立てる技術などをもっと身につけられたらいいなと考えています。

Q.職場の風土や雰囲気を教えてください。

A.認知棟には利用者さんが現在49名入所されています。介護職員は正職員が9名、派遣やパートさんが10名ほどいらっしゃいます。女性が多く活躍されている現場でもありますので、育児や家庭と両立しながらパワフルに働かれているスタッフがとても多いです。先輩スタッフたちはみなさん優しく、的確なアドバイスをくださいますし、気持ちが沈んだときにも何でも相談しあえるとても温かなチームです。資格取得や各種委員会活動などへの勉強会も活発に行われていますし、学ぶ姿勢をとても応援してくださる職場なのでありがたいですね。

Q.この仕事に向いている方や「こういう人と一緒に働きたい」と思われる方はどんな方ですか?

A.介護の仕事は優しさや思いやりの気持ちが第一です。しかし、それだけでは対処できないこともやはり実際の現場では多少なりとも出会うことがあります。根気強く努力し続けられる忍耐強さもこの仕事においては同時に求められる力だと思います。本当の芯の強さとも言うのか、自分の意見や感じたことをしっかりと相手に伝えられることもとても重要です。とはいえ、私自身もそうであったように経験の浅い方や未経験の方でも取り組みやすい仕事です。こちらの先輩たちはみなさん優しくサポートしてくださいますし、困ったことがあれば誰かが必ず助けてくださる熱いチームワークがありますので、ぜひ安心してお越しいただければと思います。まっすぐに人と向きあうことができる方であれば誰でも楽しく取り組める仕事ですよ!